Software development of explosion! -夢の破片(カケラ)たちの日々-

ソフトウェア開発を中心としたコンピューター関連のネタを扱ったブログです

Software development is passion and explosion!

Vagrant で Tiny Core Linux!

boot2docker を使ってみたところ、その起動の速さに驚かされた。 そこで、Vagrant でTiny Core Linuxを使ったら起動が早くてカスタマイズしやすいヘッドレスなLinux環境が構築できるのでは?と思ったのでやってみた。

  1. Tiny Core Linuxのインストール 公式サイトからCorePlusのISOイメージをダウンロードしてインストール。

  2. Vagrant Box化するために色々と設定(ここがハマりどころポイントその1) 2.1. vagrant ユーザーの追加 2.2. (ここ重要!) /etc/sudoers に vagrant ユーザーを追加 visudoなんて使えないので、vimなりechoなり。。。 2.3. curl と opensshをインストール tceやtc-load使います。 2.4. (ここ重要!) /opt/bootlocal.sh に 以下を追加

/usr/local/etc/init.d/openssh start

2.5. (ここも重要!) sshd_config を作成 とりあえずコピーで大丈夫です。

cp /usr/local/etc/ssh/sshd_config.orig /usr/local/etc/ssh/sshd_config

2.6. (ここ超重要!!!) /opt/.filetool.lst に変更したファイルパスを追加する こんな感じになります。

opt
home
etc/shadow
etc/passwd
etc/sudoers
usr/local/etc/ssh/sshd_config

2.7. (ここも超重要!!!) filetool.sh -b してバックアップに含める Tiny Core Linux は、起動毎にルートファイルシステムをバックアップから復元している(?)ようで、これをしないで再起動すると、変更が吹き飛びます。 2.8. VM再起動 2.9. (やや重要) ホストのSSH鍵を /opt/.filetool.lstに追加してfiletool.sh -b 2.10. (基本) Vagrantの公開鍵を /home/vagrant/.ssh配下に配置する

  1. Box 化
  2. (やや重要) Vagrantfileの編集(なければ作って) こんなんになります。
module VagrantPlugins
  module GuestTinyCoreLinux
    module Cap
      class Halt
        def self.halt(machine)
          begin
            machine.communicate.sudo('poweroff')
          rescue Net::SSH::Disconnect, IOError
            # Ignore, this probably means connection closed because it
            # shut down and SSHd was stopped.
          end
        end
      end
    end
    class Guest < Vagrant.plugin('2', :guest)
      def detect?(machine)
        machine.communicate.test('[ "$(cat /etc/os-release | grep ^NAME | cut -d = -f2)" = "TinyCore" ]')
      end
    end
  end
end

Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.define "tinycore" do |config|
    config.vm.box = "poad/tinycorelinux"
    config.ssh.username = "vagrant"
    config.ssh.password = "vagrant"
    config.ssh.shell = "sh"
    config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", disabled: true
    config.vm.boot_timeout = 75
    config.vm.graceful_halt_timeout = 35
    config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
      vb.memory = "2048"
    end
  end
end

解説

module VagrantPlugins
  module GuestTinyCoreLinux
    module Cap
      class Halt
        def self.halt(machine)
          begin
            machine.communicate.sudo('poweroff')
          rescue Net::SSH::Disconnect, IOError
            # Ignore, this probably means connection closed because it
            # shut down and SSHd was stopped.
          end
        end
      end
    end
    class Guest < Vagrant.plugin('2', :guest)
      def detect?(machine)
        machine.communicate.test('[ "$(cat /etc/os-release | grep ^NAME | cut -d = -f2)" = "TinyCore" ]')
      end
    end
  end
end

は、Vagrant Plugin の記述になります。 Tiny Core Linux か否かを Guest classの detect?メソッドを使用して確認します。(/etc/os-releaseのNAMEが TinyCoreであれば有効となるプラグインとなります。) Tiny Core Linux であれば、vagrant halt コマンドの実体は poweroff を使うようにしています。

これで、Tiny Core Linux の起動と終了には問題が無くなった。 VirtualBoxの共有フォルダーが使えない?は仕方ない。

OpenBSDをVirtualBoxだけでUEFIインストール

VirtualBoxを使用して、UEFI起動するOpenBSD 6.4のVMを作成する手順です。 UEFI起動するようにOpenBSD 6.4をインストールするには、 公式の手順ではUSB FlashモリーなどのUSB接続のストレージが必要となってしまいます。 でも、VM作るのにUSB接続のストレージなんか使いたくない!って人のための手順です。

  1. Linux VM(〜BSDVMでも良いし、VirtualBoxでマウント出来るディスクイメージへdd出来るなら、ホストOSを使っても良い)を用意します。
  2. Linux VMに1GBくらいの仮想HDDを追加します。
  3. https://www.openbsd.org/faq/faq4.html#Download から、installXX.fs をダウンロードします。
  4. Linux VMから 2.で追加した仮想HDDへ、ddコマンドを使用してinstallXX.fs イメージを書き込みます。(ここ重要)
  5. OpenBSDをインストールするVMを作成し、installXX.fs イメージを書き込んだ仮想HDDを接続します。
  6. このこのVMには、OpenBSDをインストールする先の仮想HDDも必要となります
    1. VMUEFIオプションを有効にして起動すると、OpenBSDインストーラーが起動するため、画面に従ってインストールを行います。

本当なら、installXX.iso や cdXX.isoでUEFI起動出来ればいいのですけどね。。。

余談ですが、上記手順でインストールして、拙著のQiita記事qiita.com の手順に構築したVagrant Boxもあります。 app.vagrantup.com

Phoenix (Elixir) を動かしてみる

準備

Elixir のインストール

基本的にはPhoenixやElixirの公式サイトを参照していただきたい。 Homebrewインストール済みのmacOS を使って開発しているため、Homebrewを使ってインストールする。

brew install elixir

インストールされたバージョン

$ iex -v
Erlang/OTP 21 [erts-10.2.1] [source] [64-bit] [smp:8:8] [ds:8:8:10] [async-threads:1] [hipe] [dtrace]

IEx 1.7.4 (compiled with Erlang/OTP 21)
$

PostgreSQLの起動

ホストに直接インストールしても良い。 インストール手順はPostgreSQLの公式サイトを参照していただきたい。

今回は、ホストの環境はあまり汚したくないため、Dockerコンテナーとして起動する。

docker run -d --name postgres -p 5432:5432 postgres:alpine

実行

Phoenix をインストールして起動する。

mix local.hex
# Phoenix のインストール
mix archive.install hex phx_new 1.4.0

# プロジェクト作成
mix phx.new phoenix_example
cd phoenix_example

# DBの設定(create databaseされます)
mix ecto.create

# Phoenix サーバーの起動
mix phx.server

http://localhost:4000 へアクセスすれば、Phoenixのデフォルトページが表示されるはず。

備考

Phoenix のインストール( mix archive.install hex phx_new )時にバージョン指定しないと 1.2.5がインストールされる。 mix phx.server に失敗するため、バージョン指定している。

d.hatena.ne.jp

Arch Linuxのインストール

目的

VirtualBox上に開発環境を構築しているが、Ubuntu ベースでは不要なアプリがインストールされてしまったりする。 その改善のため、Arch Linuxに乗り換えを検討するためにインストールしてみる。

やったこと

ArchWiki の日本語訳ドキュメント インストールガイド - ArchWiki を参考に、UEFI起動するArch Linuxをインストールした。

ハマりどころ

  1. gdisk で ESP作成する

インストールガイド - ArchWiki にも、UEFIの場合のインストール設定が記述されているがイマイチ分かりづらい。

gdisk コマンドの o コマンドでGPT作成し、2つパーティションを作成する。 このとき、1つ目のパーティションのtypeは、 ef00 とする必要がある。 また、 ef00 としたパーティションは、 mkfs.fat -F 32 <device> として、FAT32にする。

多分、esp フラグ立てたFAT32パーティションを作成しているのだと思う。

  1. bootloaderのインストールパス UbuntuEFIだと、ESP は /boot/efi にインストールされるが、Archの場合は /boot 直下に、ディレクトリを切って配置される。

  2. systems-networkd な罠 dhcpcd@enp03 が fail する。 これは、systemctl enable systemd-networking を行って、dhcocd@enp03 を開始すれば起動するはず。

RadikaでSystem.IO.IOException: new Microsoft.DirectX.DirectSound.SecondaryBuffer ---> アプリケーションでエラーが発生しました。 -2005401420 (DSERR_BUFFERTOOSMALL) 場所 Microsoft.DirectX.DirectSound.SecondaryBuffer..ctor(BufferDescription desc, Device parent)が発生する場合の対処

Radikaで
System.IO.IOException: new Microsoft.DirectX.DirectSound.SecondaryBuffer ---> アプリケーションでエラーが発生しました。

  • 2005401420 (DSERR_BUFFERTOOSMALL)

場所 Microsoft.DirectX.DirectSound.SecondaryBuffer..ctor(BufferDescription desc, Device parent)
が発生する場合、
ツール -> オプション -> 再生で「再生バッファ(ミリ秒)」の値を大きくする。
デフォルトだと4000くらいになっていたと思いますが、100とか小さい値を設定すると、System.IO.IOException: new Microsoft.DirectX.DirectSound.SecondaryBuffer ---> アプリケーションでエラーが発生しました。

  • 2005401420 (DSERR_BUFFERTOOSMALL)

場所 Microsoft.DirectX.DirectSound.SecondaryBuffer..ctor(BufferDescription desc, Device parent)
が発生するようです。

OpenFileManagerIt公開中止

先日公開させていただいたOpenFileManagerItですが、代わりの…もっと高機能なpluginがあったため、メンテナンスしないものは公開しない!ということで、公開を中止しました。

代わりのpluginは「StartExplorer」です。Eclipse Market Place見ていたらみつけたので、紹介させていただきます。